木は調湿するの?って よく質問される事がありますが 木は少なからず調湿します。でも 木の種類や製品になるまでの乾燥方法・加工方法によっては 調湿する木と調湿しない木になります。
木には 「広葉樹(欅 桜 タモ ナラなど)」と「針葉樹(桧 杉 松 モミなど)」の二種類があり 「針葉樹」は調湿しますが「広葉樹」は ほとんど調湿しません。
針葉樹は成長する時に多くの水が必要になるため 春には かなりの水分を吸い上げます。また寒い時期になると冬眠するため 水分がなくなります。
こういったことの繰り返しで大きくなっているので 調湿出来る細胞になっています。
また 製品になるまでの過程での乾燥方法と加工方法で とても大きく変わってきます。
どの製品も丸太の木を製材した後 乾燥させます。乾燥方法には「人工乾燥」と「自然乾燥」と二種類あります。
自然乾燥になると どうしても手間暇と時間がとてもかかるため ほとんどの製品が人工乾燥(機械によって60℃前後の熱を加えて素早く乾燥させる)に頼らずいられないんです。
でも木の成分というのは 50℃以上の熱を加える事で死んでしまうので自然乾燥してる木材でないと調湿しません。
その他 加工方法によっても変わってきます。
「柾目」と「板目」。
木には 板目(タケノコ模様)と 柾目(縦の線模様)とがあり 柾目でないと調湿しません。
昔の木の船や酒樽などは 水分を通さない板目の木材を使っています。つまり 調湿しないからですね。
調湿する木というのは・・・・「針葉樹」で「自然乾燥」し「柾目」加工した材料という事になります。
弊社の使用する もみの木は この「針葉樹」で「自然乾燥」し「柾目」加工した材料です。だから 湿度の高い梅雨の季節でもカラッとした室内環境を保つことができるんです。
是非 もみの木の空気環境を体感してみてください。
もみの木っていいもんですね~